説明: F:\MyWEB_Yahoo\01a.jpg 私鉄を乗り継いで旅するページ(ホーム)

東京〜高崎〜下仁田〜軽井沢〜長野

(News)2020/3月現在、高崎〜草津温泉に直通バス[ブルーライナー]運行中。草津温泉から路線バスに乗り継げば徒歩なしで長野県に抜けられます。

2020/3/18 旅程表に現状を反映

東京〜[東上線経由]〜下仁田   東京〜[スカイツリーライン〜伊勢崎線経由]〜前橋〜下仁田

下仁田〜軽井沢〜長野

説明: F:\MyWEB_Yahoo\pe11_i1.gif 東京〜[東上線経由]〜下仁田           説明: F:\MyWEB_Yahoo\c009icn.gif旅程表の凡例はここをクリック

表の他、高速バス[軽井沢・小諸・佐久・上田線](西武・千曲)が川越的場と、富岡または下仁田に停車(富岡・下仁田〜長野県の区間利用は不可)。
また、[新宿・池袋〜高崎・前橋線](日本中央)も有り。

区間

交通機関

難易度

説明: F:\MyWEB_Yahoo\19c1.gif

池袋〜和光市〜小川町〜玉淀〜寄居
([東横線]・[副都心線]からは連絡乗車券の範囲外なので、
 PASMO等の利用を推奨)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif東武

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level1.gif
時間帯により[川越特急]、[TJライナー]あり

東武鉄道

寄居駅入口〜玉淀駅入口〜本庄駅南口 [県北都市間路線バス]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 武蔵観光

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif6本

寄居町
(→くらし→まちづくり)

本庄駅南口〜鬼石郵便局前 [神泉総合支所行き]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 朝日

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif
1〜1.5h毎

朝日自動車

鬼石郵便局前〜群馬藤岡駅(〜新町駅) [奥多野線]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 日本中央

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

日本中央バス

吉井へ
運休日あり

群馬藤岡駅〜藤岡総合病院

説明: F:\MyWEB_Yahoo\a015cut.gif

藤岡総合病院〜吉井駅前 [吉井・藤岡線]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 高崎市
  [よしいバス]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level4.gif
3
5本、休日運休

高崎市(→市内バス)

高崎駅へ

新町駅〜玉村町役場

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 永井 

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

永井運輸

群馬中央バス

玉村町役場南〜高崎駅前(西口) [県立女子大学発]
(
他に高崎市内へ玉村町[たまりん](運行は永井)あり)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 群馬中央

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

高崎〜吉井〜上州富岡〜下仁田

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif 上信電鉄 

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level2.gif

上信電鉄

停留所の位置などはこちらのサイトで→ バスQ(バス乗りお助け情報マップ)

  説明: F:\MyWEB_Yahoo\u003cut.gif 東上線経由の解説(2010年10月現在)  (この他の区間については、下の表の後にまとめています)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\p001lis.gif 寄居駅〜本庄駅
 寄居駅入口の停留所は駅から徒歩5分くらいですが、駅出口に案内看板があるので簡単にたどり着けると思います。寄居は小さい町ながらも、駅前にスーパーや観光案内所もあり、今でも町の中心として機能しています。
 玉淀駅入口の方は、「駅入口」より「駅前」といったほうがいいくらい、駅の近くです。
説明: F:\MyWEB_Yahoo\p001lis.gif
 藤岡総合病院〜吉井:
 「自家用有償バス」。つまり白ナンバー車で特別に営業の許可を受けた路線です。停留所アナウンスなし、降車ブザーはあるけど誰も押さない、という具合なので、乗降場所をよく把握しておくことと、小銭を用意しておくことは必須でしょう。もっとも停留所はちゃんとメンテされているようです。
 吉井駅前へは細い道を回って入っていくのが面白いです。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\p001lis.gif
 東武東上線の乗り得列車:
(
補足:2019/3/16から[川越特急]運行。特別料金不要のクロスシート車です。)
 鉄道マニアの方はご存知かと思いますが、夕方の森林公園→池袋方向の[快速急行]は、折り返し[TJライナー]となる車両のため、運賃だけでクロスシートの車両に乗れます。ただし朝の池袋→小川町方向の[快速急行]はクロスシートではありません。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\p001lis.gif
 表のリンクの他に役に立つサイト
      群馬県バス協会   バスQ(バス乗りお助け情報マップ)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\p001lis.gif
 下仁田への別ルート:
    日本中央バス[奥多野線]で上野村ふれあい館へ→[上野村乗合タクシー]で下仁田駅へ
     (上野村乗合タクシーは運行当初は住民限定でしたが、その後一般の乗車も可能になったようです。本数は4本と少ない。)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\pe11_i1.gif 東京〜[伊勢崎線経由]〜前橋〜下仁田     説明: F:\MyWEB_Yahoo\c009icn.gif旅程表の凡例はここをクリック

区間

交通機関

難易度

説明: F:\MyWEB_Yahoo\19c1.gif

浅草〜とうきょうスカイツリー〜太田〜赤城

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif 東武

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level2.gif

東武鉄道(特急予約可)

赤城〜大胡〜中央前橋
(↑東武との乗継方法は体験記参照)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif 上毛

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level1.gif

上毛電鉄

バス1本

大胡駅〜高崎駅東口 [日本中央]
 または
中央前橋駅〜高崎駅(西口) [上信:京目経由]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif日本中央
(大胡)
上信(前橋)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

日本中央バス

群馬中央バス

上信電鉄
(バスも掲載)

JR前橋駅
乗換

中央前橋駅〜前橋駅 [シャトルバス]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif日本中央

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level1.gif電車に接続

前橋駅〜高崎駅(西口)
 [芝塚経由(群馬中央)、京目経由(上信)]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif群馬中央
・上信

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level2.gif

高崎〜上州富岡〜下仁田

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif 上信 

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level2.gif

説明: F:\MyWEB_Yahoo\pe11_i1.gif 下仁田〜軽井沢〜長野           説明: F:\MyWEB_Yahoo\c009icn.gif旅程表の凡例はここをクリック

区間

交通機関

難易度

説明: F:\MyWEB_Yahoo\19c1.gif

下仁田駅〜初鳥屋
 (イベント等で駅前に乗り入れない場合あり)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 下仁田町

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level4.gif45
(朝夕スクール混乗)

下仁田町

初鳥屋〜押立山下

説明: F:\MyWEB_Yahoo\a015cut.gif下記体験記参照

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level5.gif

押立山下〜軽井沢駅または中軽井沢駅

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 西武

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

西武バス
(→軽井沢草津エリア)

軽井沢〜中軽井沢〜屋代

説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif しなの

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level2.gif

しなの鉄道

屋代駅〜松代駅(〜須坂駅) [屋代須坂線]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif 長電

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level3.gif

長電バス

松代駅〜長野市街地方面 [バス]
 または
須坂〜長野 [電車]

説明: F:\MyWEB_Yahoo\handle.gif アルピコ
説明: F:\MyWEB_Yahoo\rail.gif
 長野電鉄

説明: F:\MyWEB_Yahoo\level1.gif

アルピコグループ

長野電鉄

説明: F:\MyWEB_Yahoo\u003cut.gif 体験記(2004/4/2のデータ。その後状況が変わっている箇所があります。)

 北関東には、上毛、上信、わたらせといった中小私鉄、第3セクタ鉄道や、東武のローカル線などが集まっており、また県境を越えればしなの鉄道も走っているため、一度に乗りつぶしを目指すマニアも多いようです。しかし、大抵のマニアは、私鉄(例えば上信)の終点まで行った後、始発駅まで引き返してきて、JRで他の私鉄への乗り継ぎ駅まで移動するというやり方をしています。
 しかし私はそんなやり方はしたくない。どうせ私鉄に乗るのなら徹底的に私鉄と民営バスだけ乗ろうじゃないか。だいたい以前から時刻表の索引地図を見て気になっていたんだけど、下仁田から市野萱という所までバス路線があるし、長野県側の中込から初谷へもバス路線があるんだから、下仁田からまっすぐ長野県に抜けられるんじゃないだろうか。実際、上信電鉄というのはもともと上州と信州を結ぶ計画だったんだし。
 とは思ったものの、実行となるとなかなかうまく行かないものです。私も1回目に挑戦したときは下仁田着が遅かったので、明るいうちに県境を歩いて越えるのが無理だとわかり、結局下仁田で断念してしまいました。が、2回目にはついに成功しました。その体験記を以下に報告します。この時は、中込ではなく軽井沢に抜けるルートとしました。
(補足:初谷〜中込のバスは201210月の改正で利用しにくいダイヤになってしまいました。)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\b_lis001.gif 浅草〜下仁田

   浅草7:40→9:27赤城9:28→10:08中央前橋10:10→10:17頃前橋駅10:20→10:59高崎駅11:12→12:12下仁田
                                           (↑定刻は不明)      (↑平日時刻(休日は10:57着))

 今回は平日に休みを取って行くことにしました。平日は浅草7:40発の「りょうもう3号」が朝一の特急です。これで、乗り継ぎがうまくいけば、下仁田に12:12に到着し、下仁田12:15発の初鳥屋行きに乗って軽井沢を目指せるはずです。ただし、乗換え時間が1分とか3分とかばかりで、電車やバスが遅れでもしたら予定が狂ってしまうのですが。
 平日でオフシーズンなので、特急の席は楽に取れました(休日やシーズン中は早めに予約するのがいいと思います)。今日はスケジュールがぎりぎりなので、浅草駅で弁当を調達して、「りょうもう」に乗り込みました。まずは幸先良くスタート。平日のためか、スーツ姿の出張者らしい姿が多く見られます。館林、足利市と乗客が降りていき、赤城に近づく頃には車内は空席だらけになりました。
 赤城駅では上毛電鉄への乗換え時間が1分しかありません。東武のホームは行き止まりで、先頭車側に乗換え通路があることを以前確認していたので、赤城駅到着前に先頭車に移動しておきました(こうしないと乗換えが厳しそう)。そしてちゃんと乗り換えられました。乗換え通路で駅の人が上毛の着駅精算券をくれるので、改札を出て乗車券を買わなくても大丈夫なのです。
(補足:PASMO利用の場合は、上毛電鉄のホームに東武乗継ぎ用の簡易改札機があります。ただし上毛電鉄はPASMOの利用区間外です。)
 上毛の電車はワンマンで、「着駅精算券」というのは整理券みたいなものです。今走っている車両は元京王井の頭線でおなじみのものだし、駅も改装されているところが多く、いわゆるローカル線のムードというのは感じられません。中央前橋駅も最近できたようなデザインの駅舎です。なお中央前橋駅で「りょうもう」の特急券を売っているようですが、詳しいことは確認できませんでした。

 中央前橋の駅前からJRの前橋駅までシャトルバス(途中ノンストップ)が接続しています。朝と夜を除いて、上毛の電車の到着時刻に合わせて発車します。ただし、接続時間が2分なので、精算でもたついたり、記念に切符を買っていたりすると乗り遅れるかも。100円で乗れますが、群馬県のバスカードも使えます。外見は最近各地に走っているレトロ風のバスですが、ここのはイスも木製というのがユニークです。運転手さんが天井のベルを「ボーン、ボーン、ボーン」と鳴らすと発車です。JRの前橋駅には7分くらいで到着しました。
 高崎駅行きのバスの発車までは3分しかありません。バスの案内所で乗場を聞いて、急いで乗り込みました。バスに乗って気づいたのですが、このバスはさっき中央前橋駅からやってきた道を本町2丁目交差点まで引き返し、県庁の方(西側)に曲がります。
 この他、中央前橋駅から高崎駅に直接行くバスもありますが、本数は少ないです。
 県道の日高停留所の前には、日本中央バスの高速バスや空港行きバスが停車する「nパーキング日高」があります。

 高崎駅では、13分の待ち時間があるので、ここでWCに行くことにしました。この先下仁田でも3分しか待ち時間がないので、ここで用を足しておくしかありません。さて、高崎駅は上信の電車に乗るのが非常にわかりにくいです。駅の外には上信の乗り場の表示がどこにもないのです。JRの改札から入ってやっと0番線だという表示があります。しかも、乗車券はJRの券売機で[上信]のボタンを押して買うしかないし、運賃表もJRの地図式のものにいっしょに書かれています(ただし、乗車券は一応上信の地紋のが出てきます)。ウーン、JRから乗り換える人ならこれでもいいんでしょうが・・・。やはりというか、今回乗った電車にも、間違ってJRの乗車券で乗ったという人がいました。 ←その後、上信の乗り場はJRと別になりました(200610月確認)。
 上信電鉄は上毛電鉄とは違って、高崎駅を出るとすぐローカル色が濃くなります。途中でマンナンライフの「蒟蒻畑」の広告入り電車に遭遇しました。下仁田がコンニャクの名産地であることを思い出して、納得。富岡市内では直線でスピードを出す区間もあり、このまま信州に延びるはずだったんだとしばし想像させられます。南蛇井(なんじゃい!)駅の手前で上信越自動車道の下をくぐります。この付近に高速バスの下仁田停留所があります。千平駅を出ると、それまでとうって変わって急勾配となり、西上州の山がもうすぐであることを感じます。坂を上り詰めると下仁田駅に到着です。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\b_lis001.gif 下仁田〜初鳥屋(はつとりや)

   (予定)下仁田駅12:15→12:50初鳥屋
   (実際)厚生病院前14:15→14:46市野萱14:50→14:59本宿15:46→15:59初鳥屋
    (上記は平日時刻)                              (↑下仁田駅発は15:25)

 ここから初鳥屋行きのバスが発車するはずなのですが、待っていてもバスはやって来ません。おかしいなと思って近くの案内所で聞いたところ、今日(4月2日)は「ひな市」というのがあって、駅前の道が通れないため、バスは少し離れた(北へ200mほど)厚生病院前発着になっているとのこと。てことは、バスに乗りそこなってしまいました。よく見ると待合室に案内が貼ってあるのですが、外からでは気づきませんでした。でも、今回はここでコケるわけにはいきません。次の初鳥屋行きまで3時間くらい待つか、ルートを変更して市野萱行きに乗り佐久を目指すかです。まあ、時間的には今日中に長野県側に抜けられそうなので、ここは待ち時間を利用して腹ごしらえしたり、情報収集することにします。こんなこともあるので、やはり、時間に余裕を持って行動するに越したことはありませんね(もちろん曜日によって時刻は変るので、必ず自分でご確認ください)。
(なお、下仁田駅前には上野村乗合タクシー(上野村〜下仁田〜富岡)の停留所もありますが、上野村の住民以外は利用できないとのことです2007年版の「ヤマケイ 登山・ハイキング バス時刻表&アクセスマップ」には掲載されているので、一般の利用も可能になったと思われます。

 ひな市の会場で商工会の方が案内をしていたので、甘酒をいただきながら、この先の道の状況を聞いてみました。まず気になるのは、初鳥屋から軽井沢まで、または市野萱から佐久(初谷)まで、歩いて行けるものか、またどのくらいかかるのかです。初鳥屋からは相当な坂道ではあるが、歩いて行くことはできるとのことです。また、市野萱からは、神津牧場〜内山峠を通って初谷まで行けるし、他に車の道と並行する道もあるとのことです。時間的には初鳥屋〜軽井沢の方が近いようです(地図でもそんな感じに見えますが)。ただ、歩いたことはないのでどのくらい時間がかかるかはよくわからないそうです(普通は車で行く所ですからね)。ただ、2〜3時間もあれば行けるようです。そこで今日の予定は、市野萱まで行って様子を見て、気分が乗ればそっちのルートを進むし、気分が乗らなければ引き返して初鳥屋に行くということにしました。ちょうどこれでバスに乗るスケジュールがうまく組めます。
 もう1つ気になるのは熊が出ないかということですが、車がいつも通る道だから出ないだろうということです。熊除けのつもりでラジオを持ってきましたが、必要なかったかなと思いました(もっとも、この後やっぱり持ってきてよかったと思ったのですが)。

 いよいよ市野萱に向けて出発です。バスは半分くらい席が埋まっています。人里離れた所を行くかと思いきや、道沿いにはずっと家や店があります。小坂小前あたりで右手が開け、妙義山が見えます。ここから右に分かれる道があり、バスが中之岳登山口まで行っています。さらに進むと本宿の集落に入ります。ここで軽井沢への姫街道と佐久への道が分岐します。ここで大半の人が降りました。
 このあたりから前方に荒船山が見えてきます。荒船の湯を過ぎて次の停留所が終点市野萱です。バスを降りるとすぐに神津牧場へのハイキングコースの案内板があります。こっちのルートにしようかと思ったのもつかの間、「神津牧場まで2時間」と書いてあるのを見て、気持ちが萎えて急いでバスに戻りました(市野萱〜初谷の体験記はこちらをごらんください)。
 元の道を本宿まで引き返します。本宿で40分ほど待ち時間があるので、町並みを見て回りました。本宿は旧街道時代から繁栄した町ですが、今でも郵便局に小中学校に美容室にコンビニに旅館と、必要なものはほとんどそろっています。1kmほど東には西牧(さいもく)関所跡があるのですが、体力をセーブするため、見に行くのはパスしました。
 初鳥屋行きのバスに乗り込みます。夫婦岩などを通り過ぎますが、まだ人家は続いています。しかし初鳥屋に近づくといよいよ山の風景になってきます。県道から左に曲がって旧街道に入った所が終点、初鳥屋です。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\b_lis001.gif 初鳥屋〜軽井沢

   初鳥屋16時頃→押立山下17:33→17:47軽井沢駅

 バスを降りるとすぐに道が二手に分かれていて、右に曲がると県道に出ます。さあここからどのくらいで軽井沢まで行けるでしょうか。前方高くに上信越自動車道が見えます。これからあそこまで登っていくのです。持ってきたラジオを気晴らしに聞きながら、坂を登っていきます。林に囲まれたカーブの続く道なので、残念ながら眺望は良くありません(ただし、秋は紅葉が見られそうです)。今日は平日なので、車もポツポツ走っている程度です。カーブにはミラーが立っているので、良く見ながら歩けば、事故ることもなさそうです。
 あ、あったああ!
   [熊出没注意]
の看板!やっぱりラジオを持ってきたのは正解でした。しかし、早く軽井沢に着いてしまいたい!まあ、襲われそうになったら、通りかかった車に助けを求めるしかないか・・・。
 やがて道幅が狭くなり、カーブを繰り返してさらに登っていきます。最初は高くに見えていた上信越道が目前に近づいてくると、ついにここまでやって来たと感じますが、坂はさらにきつくなり、まだ上まで続きます。上信越道をくぐるところで30分経過しました。このあたりまで来ると、西上州の山々が良く見えるようになります。
 うんざりするようなカーブの連続が一段落すると、「南軽井沢なんとか」という施設が見えてきました。まだ下仁田町なのですが、観光地としてはもう軽井沢のエリアに入ったようです。そういえば、周りの木々も下界とは変ってきました。碓氷軽井沢ICからの道と合流するところで50分経過。
 「軽井沢まで7km」の標識を過ぎて、和美峠を越えます。ここで1時間経過。西上州の風景に別れを告げ、今度は浅間山が噴煙を上げる姿を向こうに望み、カラマツや白樺の林の中を進みます。もう完全に軽井沢の風景です。道も平坦になり、足も速くなります。そしてついに押立山下の停留所に到着。ここまで1時間15分の道のりでした(この値はあくまで参考と考えてください。私は歩くペースが速い方だし、車も少なかったので)。思ったよりは楽勝(?)な行程でした。
 ちょうど約10分後、17:30と17:33にバスが通ります。30分のが中軽井沢駅を回る便(外回り)で、33分のがまっすぐ軽井沢駅に行く便(内回り)です。これに乗り遅れても、18時台の便もあります。ホッと一安心ですが、バスを待っていると寒くなってきました。まあ山の上だから寒いだろうと、前もってセーターを持ってきてたので、これを着込みました。向こうから「カッコー」のメロディが聞こえてくると思ったら、「町内循環外回り」と書かれたバスがやって来ました。東京都内の西武バスと同じカラーの西武高原バスです。これは遠回りなので見送って、反対方向のを待ちます。今度はライオンズカラーの観光タイプのバスに「軽井沢駅」と書かれたのがやってきたので、こちらに乗り込みました。同じ路線に2つのタイプのバスが走っているようです。オフシーズンなので町は閑散としていて、バスはスムーズに走ります。プリンスホテルに立ち寄った後、軽井沢駅に到着。到着前に、池袋行きの高速バスと遭遇しました。軽井沢駅からプリンスホテル、軽井沢72ゴルフと、私の来た道を逆に進み、碓氷軽井沢ICから高速に乗るようです。
 下仁田で3時間ロスしたものの、明るいうちに軽井沢に到着しました。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\b_lis001.gif 軽井沢〜長野 (上の旅程表のルートと異なります)

 しなの鉄道〜長野電鉄で軽井沢〜屋代〜須坂〜長野と乗り継げば、まだ十分今日中に長野まで行けます。が、そろそろ日が暮れる時刻なので、今日は小諸あたりまで行って泊まろうと思います。
 電車の発車まで時間があるので、バスターミナルを回って見ます。ちょうど、横川行きのJRバスが停まっています。このバスが本来(?)しなの鉄道とつながっている路線というわけです。さらに見て回ると、小諸まで千曲バスの路線があることを発見しました。ただ、今日は最終を過ぎており、しなの鉄道で行くしかありません。
 軽井沢駅は、新しい駅舎に、JRとは別にしなの鉄道の改札口が出来ています。見ると、長野電鉄の須坂までの連絡乗車券も売っています。ホームに出ると、115系改造の電車が停まっていました。寒いので扉が閉まっていて、しかも最近のボタンで開閉するタイプではないので、手でこじ開けます。車内は、イスが新しくなっているものの、基本的にJR時代のままです。最近伊豆急行にも113系改造の2000系が入りましたが、東京で毎日通勤に使っている電車に、観光地に行ってまで遭遇するのはちょっと興醒めではあります(でも東海道線も新車投入で113系はもうすぐ引退らしいですけど)。とはいえ、新車を導入する余裕はなく、走行距離や保安設備の関係上も、この車両を使うしか選択肢はなさそうです。確かに近郊型というのはJRならではの車両で、いわゆる私鉄で近郊型に相当する車両(つまりセミクロスシート、2〜3扉デッキなし、WC付)というと、近鉄5200系、東武6050系、西武4000系くらいしか思い当たりません。
 ちょうど会社や学校帰りの時間ですが、それでも1ボックスに1人しか乗っていないところが目立ちます。電車もワンマン運転(運賃箱、表示機はなし)で、かつて特急「あさま」が行き交った線路だと思うと、寂しいものです。
 小諸駅に到着。駅前のバスターミナルを見ると、上田と佐久・臼田に千曲バスが行っていることがわかりました。そこで、今日は小諸に泊まり、明日、佐久(中込)まで行ってみることにしました。ホテルの部屋をキープした後、駅前の商店街を見て回っていると、この駅に「あさま」が停まっていた頃の賑わいが思い浮かぶようで、わびしい気持ちになってきました。

(↓下記の初谷からのバスはその後、朝のみの使いにくいダイヤとなってしまいました)
 翌日、土曜日朝一(7:14)の臼田行きに乗車。この路線は、ほとんどの便が佐久平駅に寄るのですが、たまに寄らない便があり、今回乗ったのがそうです。バスは国道141号線を進みますが、岩村田小学校〜瀬戸入口間だけ佐久市街地の中を通ります。乗車時は私を含めて2人しか乗っていなかったのが、途中から通学生も何人か乗ってきました。再び国道に戻った後、小海線を超えると、橋場・駅入口の停留所に到着。この路線は中込駅前には寄らず、そのまま国道を進むので、ここで降ります。すぐ先には初谷への道が分かれる交差点があります。初谷からのバスは中込駅起終点ですが、バス同士乗り継ぐなら橋場の方が便利です。池袋や長野行きの高速バスも駅前ではなく橋場の方に停まります。(ちなみに、駅から橋場まで200mくらいです。)
 道行く車をしばらく観察していたら、ずいぶん年代物と思われるバス(もちろん千曲バス)が通り過ぎていきました。私はバスの型式には詳しくないのですが、興味ある方はチェックかもしれません。

(↓高速バス[佐久〜長野線]は2016年9月をもって廃止となりました。)
 さてこれからどうするか?ちょうど8:18に長野行きの高速バスがあるので、これに乗ることにしました。乗車時に運賃を払ってから「整理券」をもらいます。「乗車券」と言わないのが不思議ですが、降車時に運賃箱に入れるのは同じです。運賃は長野まで920円、安い!さっき小諸からやってきた時の運賃が580円だったから、本当なのか一瞬疑いました。ちなみに、小海線〜しなの鉄道〜信越線経由の運賃は1230円で、所要時間も高速バスより若干かかってしまいます。もう完全に勝負は決まったようなものです。バスは国道141号を北上しますが、一般路線バスと違うのは、千曲パークホテルに寄るのと、市街地の中を通らず国道をそのまま進むことです。住吉神社前を過ぎると、佐久ICから上信越道に入ります。この時点で座席は半分以上埋まりました。やはり、好評のようです。
 途中、長野市内で若干車の列が続いた他は大した渋滞もなく、長野BTに到着しました。この後長野駅前を経て県庁前まで行きます。
 東京〜長野間、これで制覇しました。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\pe11_i1.gif 高崎〜軽井沢 直通バス
 (2017、2018年についてはJTB[コクーンシャトル]、上信観光[富岡製糸場線]とも運行情報なし)

説明: F:\MyWEB_Yahoo\btn012a.gif 高速バス[池袋〜佐久・軽井沢・小諸・上田線]の、下仁田(群馬県)〜上田(長野県)の区間利用は不可になっています(以前は可能だったが)。

説明: F:\MyWEB_Yahoo\a001lin.gif

説明: F:\MyWEB_Yahoo\01a.jpg 私鉄を乗り継いで旅するページ(ホーム)