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名取(仙台空港)〜東京 阿武隈急行+リバティ会津の旅
 あるいは JRを使わない旅 2017

(付録: 東武線浅草〜小田急線新宿を地上鉄で移動)

2018/11/12 「その後の状況」を追加

 

 JRに乗らない旅シリーズ第4弾。「東京〜和歌山 豪華私鉄乗り継ぎの旅 あるいは JRを使わない旅 2015」、「宇都宮〜掛川 豪華私鉄乗り継ぎの旅 あるいは JRを使わない旅 VSE + e-LineR」と続いた長距離私鉄旅行企画の、東北地方への拡張版でございます。

2017/9/29(金)に実行です。この日に意味があることが途中でわかると思います。

 

(路線・ダイヤ等はその後変わる可能性もあるので、最新情報を確認するようにしてください。)

 

仙台国際空港6:51 → 7:15岩沼駅東口 [仙台バス:臨空循環バス]

 

広瀬通〜長町を市営地下鉄で、長町〜仙台空港をJR東北本線〜仙台空港鉄道(車両はJR)でやって来ました。今の時間帯だと他に選択しようがないですからね。なので、私鉄の旅としては仙台空港をスタート地点とします。

 

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仙台空港から会津若松まで直通の高速バスもありますが、鉄道の旅が目的なので岩沼に向うことにします。

同じ乗り場から[仙台バス(臨空循環バス)]と[岩沼市民バス(空港線)]の2つの路線が発着しますが、[臨空循環バス]のほうがJR館腰駅を経由します。

運賃箱は本当に「箱」で、両替機などは付いていません。

 

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駅西口(岩沼)7:22 → 7:37玉崎西 [岩沼市民バス:南長谷線]
(↑時刻変更あり注意)
 

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阿武隈川の堤防近くでバックして玉崎西の停留所に到着。周辺は自由乗降区間となっています。

 

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玉崎西→8:20ころ槻木駅 [徒歩]

 

車が多い道路を避けて阿武隈川の堤防の上を歩きます。さっきのバスは、手前の坂道をバックして右側の道に戻っていきました。

 

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国道4号を渡って槻木への分かれ道へ。交差点にコンビニ有り。

 

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駅は立派ですが、駅前の道がそんなに広くなくて、案内標識も出ていないので、地図を見ないと見つけにくいです。結局着いたのは発車間際に。

 

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槻木8:26 → 9:16梁川/梁川9:17 → 9:40卸町 [阿武隈急行]

 

(この旅行記は過去のものです。きっぷの有効日にご注意ください。)

 今回の旅を29日にやった理由がコレ。「あぶ急トクだねきっぷ」(毎月9の付く日に利用可)が狙いです。槻木駅はJR管轄のため、阿武急に乗るにはJRの券売機で普通乗車券を買うしかない・・・と思っていたら、どうやら阿武急独自の企画乗車券の一部が車内でも買えるらしい。阿武急のWEBサイトによると、毎月第一日曜日(及び元日、鉄道の日)に発売の「フリー切符」が車内(車掌乗務の場合)で買えるとありますが、その他については有人駅、すなわち角田などでしか売ってないように書かれています。ところが、次のようなニュースを発見。

「阿武隈急行では『あぶ急トクだねきっぷ』などの企画乗車券を好評発売中です。各有人駅にて販売しておりますが、9月9日(水)からは車内でもお求めできるようになりました。なお、発売対象となりますのは無人駅から無人駅をご利用のお客様のみとなります。車内販売いたします企画乗車券は下記のとおりです。

あぶ急トクだねきっぷ

・櫻めぐり切符

・中高生なつ割(ふゆ割)ワンコインきっぷ

・シニア割ワンコインきっぷ

上記5種の企画乗車券を車内にて販売いたします。なお、当日販売のみで前売りは不可となります。是非ご利用ください。」

ただし、このニュースは2015/9/8付で、現在、阿武急のサイトからは見れなくなっているようです。果たしてこの方法は使えるのか、ぜひ確認してみたい。というわけで今回決行です。

ネットの情報によると「フリー切符」の発売日にはホームの阿武急社員から購入するように掲示がされるようですが、今日は何も掲示がありません。それで、JRの改札係員さんに話をしようとしたんですが、「あぶ急トクだねきっぷ」の名称がとっさに出てこなくて「フリー切符」と言っちゃったものだから、話がうまく通じなかった感じです。でも、とにかく乗務員に訊いてみてくださいということで、改札を通してもらえました。

今回乗る列車は車掌乗務のため、車掌さんに訊いたところ確かに購入できました。何と、補充券での発行でした。なお、利用日限定のない「飯坂温泉日帰りきっぷ」は有人駅でないと買えないという話です。(ワンマン列車の場合は未確認。有人駅まで行って、降りる時に買えばいいんだろうか?)

 

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丸森駅で7分停車。

 

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阿武急といえば阿武隈川。丸森〜あぶくま間。

 

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卸町駅 → 10:40ころ桜水駅 [徒歩]

 

時間の余裕があるので、JR東北本線に合流する手前の卸町で降りて、福島交通の駅まで歩くことにします。(本当は福島学院前〜湯野駅をバス移動して飯坂温泉に行く、つまり飯坂東線の廃線跡をたどるルートをやってみたいんですが、それだとスケジュールを根本から変えないといけないので。)

駅を出ると「自転車・歩行者専用道路」の標識があるので、そこから線路下をくぐります。さらに向こうに見える新幹線の高架の方向に進むんですが、道が複雑なので地図を見ないと難しそうです。

 

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途中、福島高速バスターミナルのそばを通ります。ちょうど成田空港行きが発車していきました(←その後、成田空港行きは福島高速BTで乗降不可になりました)。それはいいけど、何でこんな所に神奈中バスが? 

 

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桜水11:04 → 11:18福島 [福島交通]

 

踏切を渡って、桜水駅はもうすぐだと思ったものの・・・何い〜、もっと先の踏切を渡って大回りして来いだと?写真ではカーブミラーの向こうに見えるホームに行くのに、道を左手に進んで踏切を渡ってUターンし、駅舎から地下道を通って行く格好です。1本早い便に乗れる余裕があると思っていたのにちょうど踏切が鳴って、その電車は行ってしまった。

待ち時間の間に、駅東側の踏切を渡らずに行ける道を調べたんですが、これが複雑、しかも案内標識も出ていない。これはいつも乗る人でないとわからないです。

 

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古いモノを大切に使うことはいいことではありますが。

 

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福島駅到着前に、JR東北本線の方向を撮影。このポイントで阿武急の電車が東北本線の線路から分岐して、福島交通と共用のホームに到着するという形です。

 

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福島駅東口11:35ころ → 13:23ころ鶴ヶ城・合同庁舎前 [会津バス]

(定刻は11:30 → 13:08)(←その後変更有り注意) 

結局、余裕のないスケジュールになってしまいましたが、とりあえず乗り継ぎ成功。

駅前のロータリーの反対側が高速バスの乗場になります。写真の右奥に「電車のりば」と書かれているのが見えますね。

高速バス乗場の近くに窓口があるので、ここで乗車券を買っておきます。

 

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今度のバスは仙台空港からやって来るためか、約5分遅れで到着(仙台空港からこれ1本で来れると言っちゃえばおしまいですが)。会津バスですが、「みちのりホールディングス」の塗装になっています。

この後、東北道の福島西インター付近での渋滞のため、合計約15分の遅れに。平日でこの状況なので、休日はどうなるか心配なところです。

 

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猪苗代湖が見えます。

 

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合同庁舎前13:24ころ → 13:44ころ西若松駅 [徒歩]

 

そんなわけでまたまた余裕のないスケジュール。[リバティ会津]の特急券を購入しないといけないので、早く西若松駅に行かないと。

 

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ちなみに、タイミング次第では、神明通り〜西若松駅を会津バスで移動する方法もアリです。

 

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西若松14:00 → 14:53会津田島 [会津鉄道:リレー140号]

 

(補足:2018/6/13より、会津鉄道、野岩鉄道の区間を含めた特急券のネット購入・チケットレス乗車が可能になっています。また、会員登録なしでの購入も可能になっています。) 

とにかく[リバティ会津]の特急券を・・・と思ったら、何と窓口が開いていない。でも、ちゃんと列車発車前には開くようになっているので良かった良かった。

ところで、東武特急のネット予約サイトでは、特急券の受け取り場所が東武の駅または東武トップツアーズとなっていて、会津鉄道の駅から乗る場合はどうなるのか疑問に思うのですが(予約完了時のメールにも必ず東武の駅で受け取るように書かれている)、実際は会津鉄道の駅でも受け取り可能です。予約番号を伝えたら機械ですぐに発券できました。予約サイトでは受け取り場所を東武の駅と入力しておけば大丈夫です。ちなみに、東武鉄道お客さまセンターに確認したところ、東武の駅ではないので発車30分前までに購入するようにとのことでした。[リバティ会津]の会津田島駅発車時刻までは約1時間あるので、まだ余裕ですね。それにしても東武の目玉商品のはずなのに、買うためのサポート体制がまだまだ確立されていない感じです。

そうそう、乗車券を買うのも忘れずに。ICカード非対応ですから。西若松は会津鉄道管轄の駅なので、きっぷの地紋も会津鉄道になっています。

 

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駅前にちょうどスーパーがあるので、短い待ち時間の間に急いで弁当を購入。これは正解でした。この先、浅草まで車内販売が無く、食糧にありつけなかったかも。

 

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アングルが良くないですが、フロントガラスに「リレー140号」の文字。

 

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この先はもう心配事なく進めるでしょう。絶景車窓を存分堪能です。湯野上温泉の手前あたり、それから会津下郷〜会津田島の間。

 

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会津田島14:57 → 18:15浅草 [リバティ会津140号]

 

 [リバティ会津]初乗車。乗り継ぎ時間が4分なので、ゆっくり眺める時間はないです。

 

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鬼怒川温泉駅。カーブしている線路の先が[大樹]用の転車台。

 

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下今市駅。今日は[大樹]はお休み中。転車台を撮ったつもりが、後で見たらSLが顔を覗かせてましたね。

 

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「鉄」だったらやっぱり観に行ってしまう[リバティけごん]との連結シーン。

 

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 浅草に到着。ちょうど帰宅時間帯で[しもつけ]も撮れました。

 

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その後の状況

 

この旅をやったのは2017年秋でしたが、その後下記のバス路線が新たに開業しています。

(2018年11月現在)

・仙台〜角田・丸森(東北アクセス)

これを使えば角田への移動が格段に便利に。

ただし仙台発が午後だけなので、スケジュールが限定されるが。

角田は駅から離れた場所に停まるので、よく確認のこと。

・仙台(秋保温泉・仙台駅)〜仙台空港[エアポートライナー](タケヤ交通)

仙台空港発着のバス路線は仙台空港鉄道開業により壊滅に近い状態だったが、その後復活傾向です。

このあたりは、ミヤコーの路線縮小と引き換えにマイナー事業者が進出している傾向が見られます。

  (補足)2019/3/16から、仙台バスも仙台駅〜空港にリムジンバス開業(臨空循環バスをやっている会社)。

 

 

付録: 東武線浅草〜小田急線新宿を地上鉄で移動

 

上に書いたとおり、名取(仙台空港)〜東京を私鉄だけで旅しましたが、この後、第2弾スケジュールで静岡県方面に行こうとすると、翌日の遠鉄[e−LineR 横浜線]まで時間がたっぷり余ってしまいます。なので、近場で乗り鉄を楽しめそうな、こんなルート を考えてみました。

実行日は2017/10/9(土)です。

 

浅草雷門8:22 → 8:42亀戸駅北口 [都営バス:草24(東大島駅前行き)]

(↑2017年時点の時刻なので、今は変わっているかも) 

 

朝なのにもう仲見世通りにはたくさんの観光客。なので、思いっきりトリミングしちゃいました。ま、この前を通り過ぎるというだけの説明なので。

 

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行先により乗場が分かれているので注意。

 

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都営バスは、前扉から乗車、運賃先払いなので注意。(東京およびその近郊の均一運賃のバスも同じ)

 

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亀戸8:47 → 8:55曳舟 [東武亀戸線]

  

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駅入口が見つけにくい。しかも東武は隅っこ。東武のターミナル駅だったのは昔の話。

 

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右手のJR総武線の手前に越中島貨物線が通っています。

 

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曳舟。階段を下りて、右側のスカイツリーラインに乗り換え。

 

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曳舟9:01 → 9:12牛田 [区間急行 南栗橋行き]

 

途中、東向島には「東武博物館」がありますが、とりあえず浅草〜新宿の所要時間を測りたいので、今回はパス。実は私、元祖デラックスロマンスカーの1720系には一度も乗らずじまい;;

 

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京成関屋9:22 → 9:26町屋 [普通 京成上野行き]

(↑千住大橋で追い越しがある場合は所要時間が延びる) 

 

牛田駅の真向かいです。実際、ほとんどの人が乗り換え客。

 

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何の線路でしょう?もうすぐ乗りますけど。

 

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町屋駅前9:32 → 10:16学習院下 [都電荒川線]

 

都電の生き残り、というよりは王子電軌という半郊外鉄道ほぼそのもの。なので鉄旅感有り。

 

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しかし、専用軌道なのにいちいち道路信号で停まるので、走りはやっぱり路面電車で、広電宮島線とか、昔の西鉄北九州線や名鉄揖斐線みたいにかっ飛ばすことはありません。

 

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車体幅が狭くていつも混んでいる上、前方が入口のため、かぶりつきは困難ですよ。

何とか側面窓から撮った、王子駅前〜飛鳥山の併用軌道区間(右際にレールが見える)。左手には飛鳥山公園のモノレールあり。1駅間だけモノレール+徒歩で移動するのも面白いかも。

 

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学習院下。踏切を渡って左が明治通り。

 

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学習院下駅 → 10:35ころ高田馬場駅 [徒歩]

 

高戸橋交差点から早稲田の方向を見たところ。さっきの線路が左側からカーブして来てます。

 

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上の写真と反対方向へ交差点を渡り、神田川沿いに進む。

 

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やがて西武線(とJR埼京線、山手線)が見えてくる。

 

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高田馬場10:35 → 10:38西武新宿 [西武新宿線]

 

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みんな高田馬場でJR山手線に乗り換えるので、西武新宿まではガラガラ。

 

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西武新宿駅 → 10:50ころ新宿駅西口 [徒歩]

 

新宿も地上を歩けば迷うことはなさそう。

 

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